プアン/友達と呼ばせて

もう一度観たかった映画

 今朝キッチンでスマホを手に、何気なく上映日を確認するとなんと本日まで

すぐに家を出ればギリギリ間に合う、そしてちょうど出勤前に見終わる
と慌てて出発

結局時間読み間違えて仕事には遅刻してしまったけど
 
今もまだあの感動が胸に…
下記、先月初めて観たときのインスタより転

~プアン/友だちと呼ばせて~
衝撃覚めやらぬレイトショーの帰り道
 
思春期の頃、テープが擦り切れるほど見たウォン・カーウァイ作品
恋する惑星」そして「天使の涙
 
あれからうん十年、今回ウォン氏は総指揮だそうで、脚本監督は彼が惚れ抜いたというバズ・プーンピリヤ氏
 
音楽、映像、構成、
圧倒的なエモーショナル美学漂う世界観
 
あまりのすごさに言葉が出ない…
もう凄まじいまでの天才集団だ
 
この脚本を、世の中の一体誰がこの様なセンスで魅せることができるのか…
ウォン・カーウァイ氏しかいないように思う…
あぁどうしたらそんな人間になれるの?…ほんとうに同じ人間なのですよね?
と胸を焦がすような想いを巡らせながらの、最後まさかの深いメッセージ
 
20年前に初めて見た作品の衝撃より
遥かに凄かった
それは私が大人になったからだけではないと思う
 
#あのシンプルなストーリーの中に 
#この様なメッセージがあろうとは… 
#はっきり言葉にしているわけではないけれど 
#見終わると 
#人生への珠玉のメッセージ 
#エールであることが分かる 
#きっとエンドロールあたりでみんなそれを体感したのではないかと思う 
#凄かった…
 
今回、余命宣告を受けた1人の青年の過去 
というのがこの物語を貫く一本の水脈となっている 
病気に関するシーンはほとんどないけれど …
 
私の兄も40歳で亡くなった
最初に医師から余命を聞いたのは妹の私
余りの時間の短さに本人に言わないであげたいと懇願するも
「若いからこそ残された時間をどうするのか、自分で選択するために言わなければならない」とのことだった。
 
兄の人生も色々大変なことがあったけれど、亡くなって全てが感謝へと昇華されたように思っていた。
けれど私の中でほんの少しだけ何かが残っていたようだと今日気がついた。
そしてそれが本当に感謝へと昇華された。
そんな映画だった。
 
エンディング曲がこの映画の全てを物語っていた
 
~nobodyknows~
 
今日を生きよう
過ちを犯したっていい
 
誰が勝者で 誰が敗者か
誰も知らないだろう
 
きっとまた会える
来世で会おう
 
~和訳より~
 
プアン友だちと呼ばせて
素晴らしい作品に感謝&合掌